紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 760 気心知れた高齢女性の部屋探し・その後 気の毒だが、もう関わらない
住宅新報 2024年7月9日 号 6面

当社の近所で働く70代女性Cさんの部屋探しのその後。先日、当社にやってきて、「旦那は年金から今の家賃7万円を出してくれるけど、それだけ。私の年金とパート収入でどうにか食べているけど、私が働けなくなった時のことが不安。そうなったら旦那の態度が変わるなんて考えられないし、もう我慢の限界。一日でも早く家を出たい、離婚もしたい。生きていくために今のパートは続けたいので6万円くらいで近くにすぐ入れる部屋はありませんか」と聞く。その要望はいいとして、初期費用がない、という問題は解決していない。成人した3人の子供がいて、誰も支援せず、それくらいの貯金がないのも不思議。何より、先日も未払いの電気料金5000円を私に借りに来たくらいだ。
関係者を集めても
「部屋探しで困窮している人の部屋探しを専門に扱う業者」にも声を掛け、何とか物件は見つかりそうだが、問題は初期費用をどうするかだ。引っ越し代も掛かる。相談を受けたのが5月半ば。そこから3カ月も家賃発生を待ってくれる部屋なんてない。初期費用は25万円ほど。3人の子供は成人していて、次男を除いて独立しているが、その次男も、アルバイト収入が毎月10万円あっても全く家に食い扶ちを入れていない。無職で年金暮らしの父親とパート勤めの母親にぶらさがっている状況だ。






















