紙上ブログ 不動産屋の独り言 752 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 15年続く管理アパートのLPガス問題(1) 業者交代で思わぬトラブルに
住宅新報 2024年5月14日 号 6面

新築時から30年近く管理しているアパートがある。2DKの部屋が4室と6室の2棟だ。明るくて良い部屋だが、LPガスを使う。15年前に入居者から「ガス代が高いですね。請求書を見るたびに気持ちが萎えるのでそろそろ引っ越そうと思います」と言われて、明細を見せてもらった。1m3あたりの料金は都市ガスの倍ほどで私も驚いた。いろいろなガス会社に問い合わせると、他の業者もおおむね都市ガスの倍近い値段。頻繁に営業に来るM氏に話を聞いてみたら、「ほとんどの業者がどの部屋も10年に1回は給湯器の交換を無料ですることになっていて、その分が乗っています」と言う。更に「お客さんが利用したガス料金の数%を家主さんや不動産屋さんにバックしています。ガスの納入業者を自社に替えてくれたら紹介料を払っていますし」とも言う。
口車に用心
それは分かる。うちにやってきたある業者が「1棟全部を当社に変更してくれたら1棟に付き20万円、個別の部屋だと5万円を紹介料として支払います。それに、毎月の使用料からバックもしますし、10年に一度は各部屋の給湯器の交換も無償でしますから、高くなるのは仕方ないです」と言っていた。






















