紙上ブログ 不動産屋の独り言 743 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 高齢の入居者が施設に入居 役所や施設の対応に納得いかない
住宅新報 2024年3月5日 号 6面

当社管理物件に住んでいた生活保護の高齢男性が施設に入居した。その時点で生活保護費等は支給されなくなるが、家賃は昨年の1月分までしか払われていない。7月に施設に入ったので半年分も滞納している。もちろん、役所からは本人の口座に家賃と生活費が振り込まれているが、通帳とカードは男性の次男が管理していて、どうやら使い込んでしまったようだ。話をするため次男のアパートまで行ったが留守。名刺に「連絡をいただけますか」と書き、ドアに挟んで帰ってきたが、待てど暮らせど連絡はない。メールをしても返信はない。こんなに家賃が遅れる前は1カ月分を振り込んできたが、今は完全に無視だ。
本人が亡くなって
役所の生活福祉課に電話して「家賃として振り込まれた分を本人以外の者が流用して使い込んでしまったなら犯罪行為ですよね。役所として『返還しなさい』と要求することはできないものですか」と聞くと、「こちらも何度も電話していますが出ないのです。折り返しもなく、どうにもなりません」と言う。それでは「盗ったもん勝ち」になる。






















