紙上ブログ 不動産屋の独り言 739 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 部屋探しでの筆談対応 個人営業で感じる難しさと解決法
住宅新報 2024年2月6日 号 6面

耳が不自由な高齢女性がいる。電話で話すことは無理なため筆談になるし、来店の日時を予約して訪問して頂くことは難しい。予約して来て頂くだけでも大変な手間が掛かる。何度も来店してもらうのも気が引けるし、本人の負担も大きい。希望条件を聞き出しても、出てきた物件の特徴を伝えたり、希望条件との微妙な誤差をすり合わせたりすることも困難になる。そういう客は相手にしたくない、と言うのでなく、少なくとも当社のように一人で営業している不動産会社では対応が難しい。
同業者に相談
そこで、私が仲良くしているD社の営業マンに「おたくで部屋探しをして頂くことはできるかな。もちろん、成約した場合、当社は勘定に入れて頂かなくて構わない」とお願いすると快く引き受けてくれた。市役所のケースワーカーとも連絡を取ったりして打ち合わせを重ねた結果、自社の管理物件で1年くらい空室になっている物件なら家主も了解してくれそう、とのこと。だが、生活保護で家賃は役所から出るとしても、連帯保証人を付けられないし、電話で話ができないとなると保証会社の審査を通すのも難しい。「連帯保証人なし、保証会社を使わない、ということでも家主が了解してくれそう」とのことだが、まだ結果は出ていない。役所から家賃を直接家主に振り込んでもらうのと、少し高くなるけど保険を孤独死に対応する内容で掛けてもらえればどうにかなりそう。






















