紙上ブログ 不動産屋の独り言 728 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 生活保護が本人のためになっていない 雨漏り対応を迫られる中で
住宅新報 2023年11月14日 号 6面

日曜日の朝、家を出ようとした時に携帯に電話が入った。相手は1カ月前に入居した若い男性で、けがで仕事が続けられなくなって生活保護を受けている。「雨漏りしているんですけど、見てもらえませんか」とのこと。男性は2階に住み、1階には家主の高齢男性が一人暮らしだ。家主に電話すると、「分かっています。業者にも頼んであります。廊下の天井ですよね」と言う。
私が聞いていたのは室内の雨漏りだったので、すぐに家主と2人で見た。すると、雨漏りといってもポタポタとでなく、壁をわずかに伝わっている程度。よく見ないと分からない。家主が「たぶん建物が古くなって屋上の防水が効かなくなり、しみた水が天井を廻っているんでしょう。業者に頼んであるからもう少し待ってください」と言うと、一応納得はしていた。
補償を問う






















