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スタンダード会員限定賃貸契約は「安全・安心」重視 SUUMO・首都圏の動向調査

住宅新報 2023年10月17日 号 7面

管理(賃貸・分譲)
賃貸契約は「安全・安心」重視 SUUMO・首都圏の動向調査

 リクルートの住まい領域の調査研究機関「SUUMOリサーチセンター」(池本洋一センター長)はこのほど、22年度賃貸契約者動向調査(首都圏)の結果を公表した。22年度に賃貸住宅へ入居した18歳以上の男女を対象に、スクリーニング調査6万3403件、本調査1208件を実施したもので、「安全」「安心」に関する設備への関心の高さがうかがえる結果となった。

 同調査では、見学した物件数は平均2.7件で、微増した21年度(平均2.9件)から再度低下。直近10年間では緩やかな減少傾向が見られている。世代構成別では、見学物件数が最も多いのはファミリーの平均3.2件だった。物件の見学スタイルを見ると、オンライン内見実施率は合計32.5%(21年度は27.5%、20年度は19.7%)となり、2年連続で増加した。内訳は、オンライン内見のみ実施者が22.7%、オンライン内見・対面での内見併用者が9.8%。全体に比べてオンライン内見のみの実施率が高いのは、性・年代別では男性30代・20代以下、世帯構成別では男性社会人。女性30代やファミリーでは、オンラインと対面の併用率が全体より高い結果となった。

 設備の満足度では「24時間出せるゴミ置き場」が7年連続で1位。加えて22年度は、「ディンプルキーなどのピッキング対策の鍵」も同率1位となった。次に引っ越す際に絶対ほしい設備では、多くの設備のポイントが下がる中、「スマートロック」「非接触キー」などセキュリティ関連は比較的変化が小さかった。

 また、現在ペットを飼っている人は18.2%。属性別に見ると、ファミリー、リモートワーク実施者や、家賃が高い人ほどペットを飼っている割合が高く、今後の飼育意向の割合も高くなった。

 このほか、魅力を感じるコンセプト賃貸住宅については、前年度と同じく「防災賃貸住宅」が1位となった。属性別に1位のコンセプトを見ると、男性社会人は「デザイナーズ賃貸住宅」、女性社会人と2人暮らしは「防災賃貸住宅」、ファミリーは「子育て世帯向け」、ペット飼育者は「ペットオーナー向け」となった。
今回の調査結果について、池本センター長は、「前回まではコロナ禍の中、快適に暮らすために様々な設備へのニーズが高まっていた。今回はそれが落ち着き、テクノロジーを利用し安全で楽に過ごしたいというセキュリティ関連の設備ニーズの堅調さが見られた」とした。

 また、東京23区賃貸物件のうち、ペット相談可の物件は19.7%(「SUUMO賃貸」掲載物件データより算出)にとどまるとし、ペットを今後飼いたい人の割合とのギャップを指摘。「多くのペット飼育希望者から、ペット飼育可能な賃貸物件や、ペットフレンドリーな間取り・設備仕様を備えた賃貸物件が増えることが期待されているのではないか」とした。

 

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