創刊75年企画~残せる器~ カチタス 地方戸建て空き家を再販 改修で新築の半額 残置物対応など売主負担を軽減
住宅新報 2022年10月4日 号 21面
中古戸建住宅の買取再販を得意とするカチタス(本社・群馬県桐生市)。人口5万~30万人規模の地方都市を中心に、空き家となった戸建て住宅を仕入れ、リフォームで付加価値を付けた上で販売するビジネスモデルを展開し、累計販売戸数は6万件に上る。特徴の一つが、空き家所有者にとって負担となる〝残置物処分〟も同社が引き受ける点だ。
空き家発生の多くが、相続に伴い実家を受け継いだものの、自分は既に別の場所に自宅があるため使わないというケースだ。賃貸物件として貸し出すにしろ売却するにしろ、市場に出すには家の中の家財を処分しなければならないが、それが所有者にとって身体的にも資金的にも負担となる。
同社の顧客(売主)からは、「資金がなかったので荷物の処分ができず、敷地内にゴミが散乱して近所からも苦情が来て困っていた」「荷物の片付けに苦慮し、仲介会社からは『この状態では売れないよ』と言われて困っていた。自分で処分するには50万円以上かかる可能性があり、資金面の心配があった」「売りたかったが荷物が山のようにある状態で家を見てもらうのが恥ずかしく思っていた」などの声がある。売却したくても家の中の荷物の片付け、そのための資金確保がネックとなっている様子がうかがえる。実際、同社でも売却依頼の約6割が、荷物を残したままだという。























