マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ 稲毛海岸三丁目団地【住み替え編(2)】 千葉市美浜区 住み替え第1弾が成功 所有権移転にメリット
住宅新報 2021年4月27日 号 19面
連載: マン活に励む管理組合
駅から徒歩10分の好立地にある「稲毛海岸三丁目団地」は、建物の老朽化と居住者の高齢化という「2つの老い」と空き家問題に直面していました。そこで、管理組合と管理会社、地域再生を行うNPO法人がタッグを組んで問題解決に当たっています。若い世代の居住を促進するリノベーション事業を柱の一つに据えて活動していることは【リノベ編(1)(2)】でお伝えした通りです。今回は、そのリノベーション済みの部屋の内覧会を行ったときに浮き彫りとなった課題を解消するための取り組みについてご紹介します。
Aさんのアンケート回答を受け取ったJSはすぐに連絡をとり、ヒアリングと説明を実施。家族で相談したAさんは、住み替えを決意しました。
JSがあらかじめ買い取っていた1階の空き家住戸は、Aさん家族が所有していた住戸より少し広かったため、若干の差額が出ましたが、無事所有権の移転が完了。1階のリフォームはAさんたちの負担で実施し、その間所有権が移っている元の住戸には、JSから使用貸借(貸主と借主との間で不動産などを無償で貸借すること)という形でAさんに住み続けてもらいました。通常の住み替えでは、自宅が売れないというリスクも残るため、今回の〝交換〟という方法のメリットは大きかったのではないでしょうか。
現在は、リフォーム済みの1階で暮らすAさん一家。息子さんは「別のマンションを買うことを考えた時、長年住み慣れた場所から両親を引き離すことに戸惑いがありました。引っ越してからは、階段の上り下りの介助負担はもちろん、新居をリフォームしたので日々の生活のストレスが格段に少なくなりました」と言います。























