地域密着探訪 ERAマイホーム稲毛サティ店(千葉市稲毛区小仲台)
住宅新報 2010年1月19日 号 4面
連載: 地域密着探訪
ショッピングモール内に出店
『生もの』扱う感覚手本に
大型ショッピングモール内に店舗を構える、ERAマイホーム稲毛サティ店。売買仲介とリフォームを主力として、09年6月にオープンした。
1日平均2万5000人が買い物をするという同モールの一角にあって、加瀬靖社長は「集客には苦労しない」と話す。現在は紙媒体による広告も打っていないが、特にモール全体のイベント開催日などは100人を超える来店があるという。『買い物ついで』に立ち寄ることのできる敷居の低さが、インショップ(店内店舗)の強みの1つだ。
ただ、来客の多さがそのまま成約増に結び付くわけではない。同店の場合は、「数年後の住み替えを検討している」段階のユーザーが大半を占めるため、「見込み客を確保し将来につなげる営業スタンスが基本」(加瀬社長)となる。
また、主なターゲットは一般的なサラリーマン世帯など一次取得者層が中心。西千葉にある本店で高級物件に特化した売買仲介事業を展開してきた同社にとって、扱う単価の額が従来とは異なる。リフォーム受注など、住み替え後もその都度取引できる関係を築き、単価の低さをカバーする考えだという。
こうした営業ノウハウを学ぶ目的もあり、地域密着を掲げるERAに09年6月に加盟した。埼玉県や石川県でインショップを展開する加盟店に直接アドバイスを受け、業務の参考にしている。
このほか、様々な業種の店舗と接する機会が多いのもインショップの特徴。全店会議などを通じて、刺激を受けることもしばしばだ。
例えば、客足の増減が売り上げに直結する生鮮品売り場は、常連客が地元を離れる可能性の高い連休に割引券を配布するなど、来店者数を確保する対策を欠かさない。「不動産業でも『生もの』を扱う感覚を見習わなければ」(加瀬社長)と、店頭看板を作り変える頻度を上げるなどして、常にユーザーの目を引く店作りを心掛けている。
今後はインショップならではの営業スタイルを確立し、売上の安定化を目指す。






















