マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ エステ・シティ海浜幕張【前編(1)】 千葉県千葉市 02年に委員会が誕生 防犯防災の必要感じて
住宅新報 2020年6月30日 号 11面
連載: マン活に励む管理組合
防災委員会を設置しているマンション管理組合は数多くありますが、実際に災害対策本部を立ち上げた経験を持つ防災委員会は多くはないと思います。マニュアルはあっても、行動に移すとなると予定通りに動けるかどうか分からないもの。東日本大震災のときに、それを実感した管理組合もたくさんありました。今回は19年10月の台風19号の発生により、経験も兼ねて対策本部を設置した管理組合の取り組みをご紹介します。
千葉市花見川区にある「エステ・シティ海浜幕張」は、全5棟総戸数462戸のマンション。20年以上前に竣工し、輪番により選出された理事は、活動を通じて意識を高めており、管理組合法人にもなっています。5期目の02年には、防犯防災委員会が誕生しました。きっかけは、車上荒らしの被害に遭ったこと。現在は敷地の出入り口に門とオートロックが付いていますが、当時はなかったため、外部の人が敷地内を通り抜けたり、駐車場に止めた車の中のものが盗られたりすることがあったのです。
もちろん、警察にも相談しましたが、管理組合では自分たちで防犯対策をする必要もあると判断。4期目から管理組合の下部組織として防犯防災委員会を立ち上げる準備を整えてきました。メンバーは理事から6名、有志数名からなり、現在は9名で運営されています。有志はほとんどが理事OBで、防犯防災に関して必要性を感じている人が手を挙げてくれました。
活動内容は、月1回の夜間パトロール。これは委員会メンバーとほかの委員会からもその都度助っ人を呼んで行います。7月の夏休み期間のみ、管轄の警察署から警官を派遣してもらい、子供と共に参加しています。年に3、4回の階段パトロールは、廊下などに物が放置されるのを防ぐため、各棟から2、3名の助っ人を頼んで回るもの。ひどい場合は、注意喚起の紙をポストインすることもあるそうです。





















