西友一部不動産の流動化で約170億円調達 トライアルHD

トライアルホールディングス(福岡市東区)は、孫会社の西友(東京都武蔵野市)が保有する一部不動産を流動化し、約170億円を調達する。2026年8月21日の取締役会で、グループ内の吸収分割や商号変更、株式譲渡を決議した。財務基盤の最適化を図る。また、出店や店舗改装、新業態「トライアル西友」の展開に向けた成長投資資金を確保する。
同社は、25年年7月に西友を完全子会社化している。これに伴い、グループの有利子負債残高は25年6月末の385億円から、26年6月末には3946億円に増加した。借入金の返済や利息負担がキャッシュフローに影響することから、不動産流動化を決めた。
今回、26年11月1日付で、西友が流動化対象店舗の不動産賃貸・管理事業を除く全事業をSTリテール(東京都武蔵野市)へ吸収分割する。STリテールは同日に、西友へ商号を変更して店舗運営を継承する一方、現・西友はUnicornに商号を変更する。
トライアルカンパニー(福岡市東区)は26年12月1日付で、Unicornの全株式をUnicorn合同会社(東京都渋谷区)に譲渡する。譲渡額は非公表としている。流動化する不動産はすべてリースバックし、引き続き店舗として使用する。そのため、今回の取引に伴う店舗の閉鎖はない。

















