「寮」事業に手応え 南砂に全284戸完成 大和ライフネクスト
住宅新報 2020年3月17日 号 16面

完成した「エルプレイス南砂」
大和ライフネクスト(東京都港区、石崎順子社長)は、地主の土地有効活用として法人寮の提案を積極化している。地主が建設した建物を同社が30年間の建物賃貸借契約で一括借り上げし、従業員用の寮を求める法人に転貸するのが基本スキーム。「エルプレイス」シリーズとして、これまでに首都圏で50棟超を展開。3月末には66棟・5098室まで拡大する計画だ。
同社によると、近年の企業ニーズとして、ファミリー用の社宅は減少傾向であるのに対し、単身向けの寮ニーズは強いという。人材採用やコミュニケーション力の促進、社会性の醸成が目的だ。「この1年間で様々な企業から寄せられた寮のニーズは約4800室に上る」(同社)。
同社の「エルプレイス」シリーズは、家具・家電付きで、管理員が常駐し、食事も提供する。更に、入居者同士のコミュニケーション促進のために多様な共用施設を設けている点が特徴。このほど東京都江東区南砂に完成させた同社最大規模となる「エルプレイス南砂」(全284戸)でも食堂やフィットネスルームのほか、各階にキッチン付き共用スペースを設けた。
場所は、東京メトロ東西線の南砂町駅から徒歩7分の立地。地上7階建て。土地所有者は戸田建設で、施工は親会社の大和ハウス工業。今回は、企業1社に一棟丸ごと転貸することが決まっており、3月下旬から入居が始まる。食事付きではあるものの、各居室(25m2)にはキッチンがあり、トイレや浴室、洗面台なども備えてあり、通常の単身向け賃貸マンションの住戸と同じつくりだ。
同社は、食事提供やスタッフ教育などを含めた運営ノウハウを持つ。寮以外にもシェアハウスやコミュニティ型賃貸マンション、ホステルなどの運営実績がある。こうしたノウハウと、大和ハウスグループの土地情報や施工体制を生かし、土地の有効活用提案を積極化していく方針だ。






















