賃貸管理インタビュー 東急住宅リース ユニット事業本部営業部長 入江栄三郎氏 都心営業センターセンター長 荒田英治氏 新拠点で挑戦する
住宅新報 2018年7月17日 号 6面
――新たな拠点となる。
入江 「既に首都圏には、本社のある新宿や、勝どき、横浜に拠点を持つ。ただ、少子化や共働きの増加を背景として、都心に住まいを求める世帯がますます増えていく傾向にある。不動産の仕事は、拠点の周辺から相談や要望が集まりやすい業態のため、都心に拠点を置く必要があると判断した。今後一層広がるニーズに対応する基盤づくりの布石の意味がある。実際、想定していなかった〝飛び込み客〟がすぐに入り、周辺からの期待感を感じている」
意識の変化に
荒田 「スタッフは7人体制からスタートさせている。地場に拠点を置いたことで、顧客に近く、適度な距離感になったと思う。更には、スタッフたちの考え方が変化した。情報収集がより容易になったのは確かだが、そうした活動に積極的に取り組む姿勢を意識づける効果があったと実感している」
――ターゲットは。
入江 「当社全体としてとらえると、平均的に取扱単価が比較的に低い状況にある。そのため、富裕層が保有する高額賃貸住宅への管理受託業務の訴求については、以前からも社内で議論で挙がっていた。物件オーナーや入居者のニーズに応え、迅速に、きめ細やかなサービスを届けるためには、その地のマーケットに精通することが重要となる。地域に拠点を構えることで、ニーズをより肌で感じ、想いに寄り添い、資産の価値や可能性を広げていきたいと考えた。当面は富裕層だけに特化するのではなく、基盤づくりをする」
――富裕層だけでない。
入江 「既に1カ月当たりで60~70件程度の相談が寄せられている。当社に問い合わせのある顧客は、純粋な投資目的は1割前後。相続や転勤を機会に、戸建て住宅や分譲マンションを貸したい、といった有効活用の相談が大半を占めている。当面はその相続と転勤の大きく分けて2つの場面でオーナーの賃貸経営をサポートしながら、富裕層の顧客開拓を意識して、そこに軸足を置くイメージを持っている。地域性や富裕層の延長線上として、外国人からのニーズも重要と捉えており、対応を考えていきたい」
常に変革する
――今後の展開は。
入江 「地域に根付くことは、情報収集や動きに関して、より深まることが強みとなっていく。管理物件の稼働率を上げて維持するには、高額賃貸を扱う地域の仲介会社とうまく連携できるかが鍵になる。まずは、管理戸数を増やすことに専念して強みを生かせるように深耕し、次年度以降の更なる飛躍につなげていきたい。今回の開設には、実は、もう一つの意味もある。従前では取り組んでいないことを行う試験的な意味合いを持たせている。良い事例は本社などの業務に反映する。常に変革して留まらない姿勢を保ち、失敗を恐れずに、考えられることはすべてチャンレジする。先駆者となるように、新しい風を吹かせたい」
























