管理協調べ 高齢化や採用難が深刻 管理業務の現場従業員
住宅新報 2018年4月3日 号 6面
管理協はこのほど、会員企業の受託管理マンションでの現場従業員(管理員・清掃員など)の雇用実態調査をまとめた。従来の「居住者の高齢化」と「建物の老朽化」に加え、現場従業員の「高齢化」や「採用難」も課題に上がる現状が浮かび上がっている。
現場従業員の「高齢化」は深刻だ。回答企業の現場従業員の総雇用数は6万7635人。このうち男性は60歳以上が9割を超える。男女共に「65~69歳」の構成比が突出して高く、全産業ベースの年齢構成比が「54歳未満」を中心に分布するのに比べ、分布のピークが高年齢層に集まる特異な業界構造となっている。管理戸数規模の大きい回答企業ほど、男性の「65~69歳」の構成比が高い。一方、「採用」についても厳しい。直近1年の過不足状況を聞くと、住み込みや週30時間以上の勤務員に比べ、会員企業の6割が通勤管理員(週30時間未満)、同様に5割強が清掃員(週30時間未満)の採用が難しいと回答。採用難は2~3年前から続く。
理由には給与や時給単価が低く、「売り手市場」や他産業の「定年引き上げ」の影響、早朝や夜勤、週30時間未満の「勤務時間の短さ」の回答も5割を超えた。各社は採用募集媒体や掲載回数を増やし、契約期間延長や賃金の見直しなどで工夫するが、半数強が「(未だ)実感できる効果はない」。






















