クラスコ ブランドは経営そのもの 対談をオンライン公開収録
住宅新報 2017年12月26日 号 6面

「顧客と感動を共有すること」と市川社長(右)
市川社長は野村不動産で新築分譲住宅「プラウド」のブランディングなどの業務に従事。15年に現職となり、ブランドづくりに深く携わった経歴を持つ。ブランドづくりの秘訣を聞いたクラスコグループ代表の小村典弘代表の質問に対して、市川社長は、「広告のための単なるネーミングでは意味がない。多くの企業は、製品やサービスの中身の議論をあまりしないまま、広告だけで訴求している」と問題点を提起した。
その上で、「認知度を高める狙いは共通するが、企業と商品のどちらに軸足を置くのかで作り方は変わる。どちらが正しいということはないが、そもそもブランドづくりは、経営を考えることそのものでもある。すべての業務にブランドが関わるからだ」と述べて、「会社や製品、サービスがどこに向かい、何を伝えるかをまず決めることが大事」と説明した。
小村代表が既存住宅の活用の今後について問いかけると、市川社長は、「空間やライフスタイルを豊かにするまでに、いまだマーケットは成熟していない」と分析。これを受けて小村代表は、「付加価値が十分に提供されていない」と業界水準を示した。
更に、市川社長は、「顧客は単にリフォームを望むのではなく、それで実現する〝コト〟を望んでいる。その把握が不十分」と現状の業界意識を問い、「徹底して強みをつくり込み、顧客と感動を共有すること。その強みは無駄のそぎ落としにある。そこから独自の自社ブランドが構築されていく」と結んだ。






















