じげん 売買ポータルサイト好評 リノベーション物件に特化
住宅新報 2017年8月29日 号 6面

「素敵なキッチン」など、特定箇所に絞ってリノベ物件を一覧表示できる
住宅の一次取得者層の大部分を占める30代の所得が減る一方で、今や新築住宅の取得はハードルが高く、中古物件の購入に注目が集まっている。ただ、一般的な物件情報サイトでは、中古物件が他の物件に埋もれてしまっている。十分な掲載数がある中古物件専用サイトもほとんどない。
リノベという選択肢
この現状に、「従来サイトとは違う切り口として、リノベに特化したアプローチで専用サイトを設けた。築年数の条件から、検索から外れがちな中古物件の中でも魅力ある住まいがある。新築同様に価値ある家、立地の良い家、自分でカスタマイズできる家など、リノベ物件という選択肢を提供し、住宅取得の方法の幅を広げたい」(住まいDiv・Div長の今井良祐氏)。これが同サイトの開設の狙いにある。
同サイト内の情報は現状では、主にリノベーション済みの物件情報だけだが、「リノベ前の物件情報や、リノベの施工業者についてもその実績事例を含めて紹介数を増やしていく。また、リノベの基礎知識から、それが実現する住まいや暮らしの情報を発信し、ユーザーがイメージを膨らませやすく、興味を高めてもらう工夫をしていく」(生活Div・ABM PJTプロジェクトマネージャーの幡野智典氏)。引き続き、物件情報数の網羅性を向上させ、コンテンツを充実させていく考えだ。
既にその工夫は機能の一部に加えられている。 こだわりの点から探す
一般的なサイトは「バス・トイレ別」などで検索するが、同社のサイトでは様々な物件の中から「素敵なキッチン」などといった、ある特定の箇所に絞った画像を一覧表示し、比較検討できる。ユーザーがこだわるポイントにフォーカスして物件選びができるよう、「北欧家具が似合う部屋」「子育てしやすい」「カフェ風」「西海岸風」といった独自のタグも充実させていく予定だ。
物件情報の見せ方にも工夫があり、オプションで「専属ライターやカメラマンによる物件情報のコンテンツ作成もできる。サイトイメージを保ちながら、個々の物件の〝魅せ方〟もこだわった」(今井氏)。将来的には物件画像をスワイプで取捨選択し、物件を選べる機能も実装する予定で、「早い段階で全国1000以上の物件を載せたい」(幡野氏)と力が入る。
今後、リノベ物件の購入検討者などを対象として、物件情報とはまた違った、暮らしや住まいの情報を提供するオウンドメディアも開設する。
同社では、リノベのマーケット規模の成長に貢献しながら、従来からの拠点である東京や愛知、8月に開設した大阪や沖縄などの新たな拠点も足掛かりに、営業エリアの一層の拡大を描いている。






















