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スタンダード会員限定日本システム企画 防錆装置パイプテクター好評 給水管修繕費を大幅カット

住宅新報 2017年8月8日 号 6面

管理(賃貸・分譲)
  • 設置方法はかぶせるだけ

    1 / 2設置方法はかぶせるだけ

  • 設置方法はかぶせるだけ

    2 / 2設置方法はかぶせるだけ

 給水管は20年程度が交換の目安となる。ただ、壁や床下、地中の敷設管の全面交換となれば、莫大な修繕費が掛かる。同社の装置では設置方法が簡単で、リング状の金属装置を給水管の外側からかぶせるだけだ(=写真)。給水の系統ごとに設置し、大規模な建物でも1系統ならば一つの装置で済む。電気や薬剤を使わず、外付けのために断水や配管を切断する必要がない。

効果は半永久的

 その効果は、水道管内にある赤錆の進行を止め、新たな発生も防ぐ。費用は1戸当たり5~10万円ほど。設置から40年以上は給水管の更新工事が必要なくなり、「建物が存続する限り効果を得られる」(熊野活行社長)。

 設置方法に比べて、仕組みの機序は難しく、高度な技術だ。装置から発生する特定の電磁波が管内を通る水の分子と共鳴して「水和電子」を生み、これがこびりついた赤錆を水に溶けない黒錆に変える。黒錆は人体に無害で配管を腐食させない「良性の錆」とも言われ、赤錆を防ぐ効果を発揮する(=図参照)。学会の論文でこの技術の科学的効果は立証済みだ。製品保証は10年間で、もしも効果が現れなければ返金するという。

高い安全性も確保

 赤水が発生している給水管に装置を設置すると、このプロセスにより1カ月程度で赤水の発生を完全に防いで透明な水に改善し、ぬめりの原因となる細菌も減らす。排水管についても腐食の進行を抑え、洗浄回数を減らして延命する。高い安全性から、日本赤十字社などの医療施設でも導入されている。

 導入実績は国内外で3600件を超え、国内の大手自動車メーカー、マンション、英国のバッキンガム宮殿、大英博物館、ロンドン市庁舎、マリオットホテル、ウィンザー城や、フランスやハンガリーなどでも採用。国土交通省のNETIS新技術活用システムに登録され、日本、欧州、米国で特許を取得した。

管の耐震強度を確保

 建物は外観から劣化が判断できるのに比べ、給水管は一般的に劣化状況を確認しづらい。最近の給水管はビニールライニング鋼管が大半で、直管部分は赤錆・赤水が発生しないが、そのために劣化などを居住者が見落とす。給水管洗浄では劣化は防げない。

 管内の赤錆は体積の膨張で配管内を閉塞させ、継ぎ手のネジ山を欠落させる。ネジ山が残れば耐震強度が維持されるが、継ぎ手は20年程度で錆が発生、強度が落ちる。ここで漏水が発生する。

 熊野社長は、「東日本大震災では漏水が多発した。建物外観の劣化に関心は高いが、配管のネジ山も早い段階で防錆措置をする必要がある」と強調。管の耐震強度が劣化することが一般的に知られておらず、ネジ山が落ちる前に対処する必要がある。

最小コストで最大効果

 従来の更新方法では延々とメンテナンスを繰り返すばかり。同社装置を採用すれば、節約できた修繕費用を屋上防水、外壁工事に充てられる。「高齢化対応でエレベーターを設置した事例もある。資産価値の向上につながる」(熊野社長)。最小の投資コストで最大限の効果を得られ、管理組合に提案する不動産会社が増えている。「コスト削減の時代に非常に役立つ。検討のテーブルに載せ、効果を感じてほしい」と熊野社長は話す。

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