紙上ブログ 不動産屋の独り言 339 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 ついに孤独死したクレーマー(2) 友人が離れ続けていった
住宅新報 2016年2月16日 号 7面
いろんな人の厚意にもかかわらず、そのベトナム料理店が店じまいすることになった辺りから態度が豹変する。C氏は、「私の言う通りにしないからだ。私は経営の専門家でもあるから、私の言う通りに変えていたらうまくいっていたハズなんだよ」と陰で言い出し、店じまい当日、常連さんが集まってお別れ会をした際には皆から一人離れて飲み続け、3万円を投げつけて自転車で3キロも離れたアパートまで帰ろうとする。だが、泥酔していたから自転車で帰れるワケがない。飲んでいない客が「私の車で送るよ。自転車は後で取りに来ればいい」と言ってくれたが、聞くものではない。
病院で騒動
皆が引き留めるのを無視して自転車をこぎ出すと、少し先で転倒し、頭を打って通行人が呼んでくれた救急車で運ばれることになる。「危ないな」と思って私が後を追っていたから気付いたのだが、私だけでなく、その時集まっていた仲間が4人、救急病院に行くことになった。そこでも騒動を起こす。頭が割れて血が出ているのに「俺は専門家だ。縫う必要はない」と叫んで縫合を拒否。廊下に出てきた医師から「あなた、あの人のお友達?」と聞かれたので私が「はい」と答えると、「だったらあなたが説得しなさいよ。私はこのまま縫わずに帰してもいいんですけどね」と言う。






















