紙上ブログ 不動産屋の独り言 336 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 連絡がとれない入居者 双方よく知っているだけに辛い
住宅新報 2016年1月26日 号 7面
うちの管理マンションの3DKの部屋を法人契約で借りて頂いているのだが、その会社の社長から電話があって、「申し訳ないのだが、現在の入居者を解雇することになったので解約したい」とのこと。ただし本人には内緒の話だが、「それだとそちら様にも家主さんにも迷惑がかかるので個人契約に変更してもらってそのまま住んでいてもらうのはかまわないし、もし本人が家賃を支払わない場合は私が責任をもって支払います」とのこと。そういうのは非常に珍しい。大抵はほとんどの場合「後は知らない」になるものだから。
トラブルはなし
その会社の従業員の部屋探しは何度も当社に依頼して頂いているし、今までも何のトラブルも起きていない。先日は、娘さんが新規開業する店舗も当社で契約して頂いた。信用ということで言えば、その社長以上に信用できるお客様はいないのでは、と思う。何と言っても今までにいろんな苦労をされていて、それがしっかり身に付いているから、周りの人への気配りも半端でないし、周りのみんなをひき付ける魅力がある。一方で、私は入居者もよく知っている。私からの電話やメールに返信がないが、どちらが正しいとか間違っているとかでなく、よほど何か辛い事情があるのかも。






















