中国のマンション管理 日本企業にビジネスチャンス <下> 日本方式 質の高さや効率化でニーズ
住宅新報 2015年12月1日 号 1面
東京都品川区でマンション管理業務を行う東京ディフェンスは14年4月から、中国の大手ディベロッパーが上海で開発した総開発戸数約4000戸の分譲マンション(複数棟あり築約10年)について、コンサルティング業務を行っている。物件は、専有部分200m2以上、平均販売価格1.5億円といった高級物件となる。敷地は東京ドーム7個分程と広大だ。
東京ディフェンス担当者は、中国のマンションについて、「表面的には、非常に整備された『きれいな物件』に見える。しかし、裏側にまわると劣化が激しい。配管や配線も床下コンクリートに埋設されていることが多く、修理できないこともある。その時使えればいいといった発想だ。日本で行っている修繕の写真などを見せ、一つひとつ、改善している」とその実態を説明する。
また、メンテナンスに対する意識の低さ、機能よりも見映え重視の傾向があると指摘する。「共用廊下のカーペットを掃除しようとしても、掃除機を使用できない。コンセントがほとんど設置されていないためだ。ゴミ置き場には水洗もない。浴室は、見た目に高級感がある『石』を好む傾向があり、機能的なユニットバスを提案しても却下される。敷地内に警備員が数多く配置され、働いているスタッフの数の多さが高級感につながるといったこだわりがあるようだ」























