紙上ブログ 不動産屋の独り言 325 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 生活苦にあっても立派な外国人(2) 日本を好きでいてほしい
住宅新報 2015年11月3日 号 7面
このお客さん、携帯電話は持っているが友人からの借り物のプリペイド式。私と電話で何か相談するときは、まず公衆電話から掛けてきて、こちらからその携帯に掛け直すようにしている。相談は長時間に及ぶときもあるが、まあ仕方ない。
帰国を拒否
ご主人からも周りの人からも母国に帰ることを勧められるが、「病気の主人を置いてはいけない」と頑なに拒否。3度目の発作があったらおそらく助からない、と知っている。だからフィリピンには帰れないでいるのだ。「本当はフィリピンに帰りたい」と言っていて、病気のご主人とけがの息子さんとの間で板挟みになっているようだ。私が「日本に来て大変な苦労をされましたね」と声を掛けたらそれまで抑えていたものが一気に溢れた。






















