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スタンダード会員限定賃貸・秋商戦 序盤、やや低調か 動き鈍い単身者、DINKS堅調

住宅新報 2015年11月3日 号 1面

管理(賃貸・分譲)
賃貸市場の秋商戦。序盤戦は「前年を下回る」といった意見が目立った。「二極化」など指摘されているが賃料の下げ止まりなど明るい話題も出始めている

賃貸市場の秋商戦。序盤戦は「前年を下回る」といった意見が目立った。「二極化」など指摘されているが賃料の下げ止まりなど明るい話題も出始めている

 アットホームの調査によると、秋商戦序盤の9月の首都圏における取引件数は1万8907件で、14年9月の1万9499件を3.0%下回った。13年9月は1万9277件、その前年の12年9月は1万9639件となっており、今年の1万9000件台割れは、9月としては近年にない低水準だ。アットホーム業務推進部シニアリサーチャーの岩田紀子氏は、「DINKS層の動きはそれなりにあるが、単身者の動きが鈍い。取引が活性化するには所得環境の改善が必要」と指摘する。

昨年の8~9割

 実際に不動産業者が感触として得ている9月の取引状況は、「昨年の8~9割」という意見が目立った。「ファミリーやDINKS層の取引は順調だが、単身者に動きが見られない。また、昨年まで依頼を受けていた法人からの契約も今年はなかった」(京王線明大前駅・地元業者)、「来店も問い合わせも低調。賃料水準はファミリータイプで5%ほど下げた」(東武伊勢崎線草加駅・地元業者)、「ファミリー層の取引は増えたが、単身者についてはよほど余裕がある人でないと動かない傾向にある」(京王線仙川駅・地元業者)など、苦戦傾向にある声が聞かれる。もちろん、「今秋の客足は多かった」(東武東上線和光市駅・地元業者)、「20代の社会人の引っ越しが多かった」(丸ノ内線中野坂上駅・大手業者)など、比較的良好な市況だと語る事業者もいるが、全体としては昨年と比べると低調であるとの見方が強いようだ。

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