今年は実質横ばいか 厳しい二極化、業者にも
住宅新報 2015年5月5日 号 1面

今年の賃貸市場は例年以上に二極化があったと見られる(写真はイメージ)
「繁忙期は、まるっきりなかった。近辺の他社も同様の様子。10年くらい前までは2~4月が忙しかったが、年々期間が縮んで2~3週間となり、今回はついに『なかった』」。都営新宿線船堀駅の不動産業者はため息交じりに話す。特に学生の減少が深刻なようで、賃料も安いほど決まる傾向にあるという。また、京王相模原線橋本駅の業者も「今年はなぜか、例年以上に不調だった」と話す。
例年以上の厳しさ
市況が比較的順調だとされる首都圏の賃貸市場でも、例年以上に厳しい状態だったと指摘する声が多い。アットホーム業務推進部シニアリサーチャーの岩田紀子氏は、「エンドユーザーの二極化と共に、不動産事業者の二極化も目立ち始めている」と語る。実際、同じ駅でも「良かった」と「悪かった」の判断が業者によって分かれる例は見られる。一概に「何が違ったのか」を判断するのは難しいところだが、「業者数が増えて、お客さんが分散している」という声は多い。その中で、ホームページでの集客や入りやすい店舗作りに注力している業者が、堅調な数字を残せたといえそうだ。






















