賃貸に〝段ボール家具〟導入 空室対策の差別化に 都内で不動産会社が研修
住宅新報 2014年12月2日 号 9面
「テレビは、奥ですよね?」「ここにはベッドとシェルフ(棚)を置きましょう」――。ERAアールケイホーム(東京都江戸川区)の社員と学生達が、「家具」を手際よく配置していく。といっても普通の家具ではない。すべて段ボールでできている。
同社が管理する賃貸マンションの一住戸でこのほど、「明大空間スタイリング地域パートナー会」の研究協力事業者研修が開かれた。明治大学理工学部建築学科の園田研究室が開発した「段ボール家具」キットの組み立て方を、同社の社員が身につけるのが目的だ。
同パートナー会の代表を務めるのは、ERA第一ハウジング(神奈川県川崎市)代表の加藤豊氏。加藤氏が同研究室の園田眞理子教授から、空室対策の一環として段ボール家具のアイデアを提示されたことが、発足のきっかけだったという。現在、東北から九州まで13社の不動産業者が加盟。会員企業は、段ボール家具を導入したい案件があればその都度、同研究室に注文するシステムだ。キットの費用は正会員が3万円、準会員が3万5000円。ほかに同研究室への研究支援費として月額5000円の負担が必要となる。























