5層の賃貸住宅竣工 リアルタイムクリエーション 「立体的空間設計」施す 16坪・旗竿敷地を収益化
住宅新報 2014年12月2日 号 6面
埼玉県川口市で、路地を除けば16坪程度の建ペイ率60%(容積率200%)の旗竿(はたざお)敷地上に、50m2以上の生活有効面積を持つ2住戸(B・Cタイプ)と25m2タイプ1住戸(Aタイプ)からなる賃貸住宅「川口リバース・プロジェクト」が竣工した。企画・設計を手掛けたリアルタイムクリエーション(東京都墨田区)の藤井象次郎社長は、「普通のプランニングにプラスアルファの要素を取り入れた」と語る。
住戸同士の縦の組み合わせにより「5層プラン」を実現。立体的な空間設計がキーとなる企画だ。
第1層にはAタイプ住戸とBタイプの浴室を設けた。2層目はAのロフト、そしてそれをBとCタイプの階層とうまく噛ませ、3層部分にB、Cのリビングダイニングを設置。そして4層にベッドルーム、5層目にはロフト(DEN)とスカイルーフバルコニーを付けた。「建築確認が下りるのに、非常に時間がかかった(笑)」と語る藤井社長。各住戸のコンセプトも充実させ、Aタイプは「オレンジ・ルームと茶室ロフトを配した和洋折衷プラン」、Bタイプは「ポップな色調が象徴的な立体的プラン」、Cタイプが「近未来的なイメージを追求した都会的オアシス」だ。
同社は壁紙クロスへのこだわりも特徴で、企画物件では毎回、市販されているすべてのクロスを広げ検討を重ねる。今回の建物もそうだが、1住戸に必ず数種類のクロスを組み合わせるという。
同物件の入居者募集はこれから始める。住戸案内を行う仲介業者は、立体的空間構成を持つ同建物をユニークに紹介できそうだ。賃料は、A=6万7000円(管理費3000円)、B=8万9000円(同5000円)、C=8万6000円(同5000円)となっている。
同社は、戸建て分譲、賃貸アパートの企画・設計が主力の会社。戸建ては年間20~25棟を供給しており、デザイナーズハウス「r,estシリーズ」で展開している。今年に入ってからトランクルーム事業にも進出するなど活動の幅を広げている。

























