紙上ブログ 不動産屋の独り言229 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 「客からの借金の申し入れ」 本人のためにならず断った
住宅新報 2013年12月3日 号 6面
以前この記事でも書いているが、タンス預金が2000万円以上もあって生活保護を受けていた女性が久しぶりに電話をかけてきた。10分あまりも長々と近況報告をした後で、ようやく用件に入ったのだが、私に「1万円貸してほしい」と頼む。1週間だけでよく、返す際には今流行の「倍返し」をするとのこと。つまり、1週間貸しただけで倍の2万円になる、というおいしい話だが、アッサリ断った。もちろん、最後の頼みの綱が私ということだろうから、執拗に粘られたが、それでも断った。
再三のトラブル
そもそも、借金を申し入れるまでの経緯がお粗末で、自身の金銭感覚のマズさから虎の子の2000万円もアッと言う間に失っている人である。1週間後に元金さえ戻るかどうかもおぼつかない。その時が来れば返済猶予を依頼してくるだろう。当社の管理物件に入居していた際も、一般的な共同住宅でのルールを理解せず、家主とも再三トラブルを起こしていたし、退去するに当たって部屋を紹介したのだが、入居前から貸主と揉めて、契約は完了していたから契約通りに清算するしかなく、そこでも金を失っている。当社の管理物件でなかったのが当社にとっては不幸中の幸いだったが、その時は管理会社にも大変な迷惑を掛けてしまった。






















