紙上ブログ不動産屋の独り言226 賃貸現場の喜怒哀楽坂口有吉 「悪徳商法に悩む入居者」 〝魔の手〟から守るのも役目
住宅新報 2013年11月12日 号 6面
当社で少し前まで管理していたアパートでの話。新しく入居してきた女子大生のところに、郷里の友人の紹介とのことで某宗教団体が勧誘に来た。玄関先でさんざん粘られて、断れず高額な仏壇の購入契約まで交わしていった。まだ入信するとも何とも言っていないのに、である。いきなり訪問されて50万もする仏壇を買わされることになったのだから、さぞかし焦ったことだろう。実家にも電話して、どうして良いやら悩んでいるうちに、翌日には仏壇がドーンと届いてしまった。ワンルームの部屋に置くにはあまりに巨大な物である。第一不要だし。
クーリングオフ該当
困った女子大生は、しばらくして近所に住む家主さんに相談したようだ。すると家主さんから、「それは宗教の勧誘以前に、仏壇を購入させるのが目的だから、それなら消費者相談センターに相談すればいいんじゃないかしら。きっとクーリングオフに該当すると思うよ」とのアドバイスを受けたようだ。それで、藁をも掴む思いで電話をすると、家主さんが言ったように、間違いなくクーリングオフの対象になる、とのこと。勧誘に来た人にその旨を連絡するとその日の夕方には黙って回収していったとか。






















