紙上ブログ 不動産屋の独り言223 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 「あきれる身勝手クレーマー」 仕方なく付き合っているが…
住宅新報 2013年10月22日 号 6面
本当に管理会社や家主に落ち度があって、というなら何を言われても仕方ないが、世の中には呆れるくらい身勝手な人間、クレーマーがいるもの。この仕事をしていれば誰でも二度や三度、そういう客とか入居者に当たった経験があるものだろう。そういう客によるストレスで私は何度か自律神経失調症を患っている。
48歳独身男
48歳バツイチの独身男がその1人。近隣のマンションによる電波障害の補償期限が切れたことから家主さんの負担でケーブルテレビを導入することになったのだが、「今までは衛星放送も観られたのだから私には既得権があるハズ。ネットで調べたらそのケーブルテレビ会社は信用できないから家に上げるワケにいかない」と拒絶したり、自分でエアコンの修理を依頼してきておきながら、修理業者を家に上げずに追い返し、それでいて「いつになったら直してくれるんだ!」と文句を言ってくる始末。その後もLPガスの納入業者をそれまでより4割安い業者に変更することになった際、「その業者は信用できないから安全点検には協力しない」と連絡してきた。ケーブルテレビにしてもLPガスにしても、拒否するのは勝手だが、私を困らせようとして自分の首を絞めているだけのこと。挙句に、家主さんに対してA4用紙10枚もの手紙を送ったりした。内容は、私が如何に管理会社として不適格か、というもの。読ませてもらったが、言いがかりと嘘ばかり。事実を自分に都合よく改ざんしているし。そんなヒマがあったら、その情熱やエネルギーを仕事や他のものに向けたほうがはるかに建設的だが人の意見には全く耳を貸さない。
訴訟を反対し
入居当初は私との関係も悪くはなかったが、男が昔思いを寄せていた女性に対し、支援したカネの返却を求める訴訟を起こそうとして相談を受け、私が反対してからおかしくなった。勝ち目はないし、訴えれば男を下げる結果になるだけだったが聞き入れず、敗訴している。私に対しても「俺はお前が哀れだから付き合ってやってるんだよ」とまで言い放つが、私も、入居者だから仕方なく付き合っているだけのことだ。
(坂口有吉不動産・社長)






















