三井不リフォーム 築50年戸建てを〝スマート化〟 まず基本性能しっかり 東京・自由が丘に実験住宅
住宅新報 2012年11月20日 号 6面

三井不動産リフォームは、住宅の基本性能を重視する『スマートリフォーム』の実験住宅を公開中だ。東京都目黒区自由が丘の、築50年を経た木造戸建て住宅を改修したもの。三井不動産リアルティと連携し、中古住宅の購入者向けのモデルハウスとしても位置付ける。
スマートリフォームは、耐震補強や外装・内装の刷新、設備機器の交換などを含む定価制リフォームを実施したうえで、断熱性の向上と通風の確保を軸にパッシブデザインを提案するもの。そのうえで顧客の要望に応じ、太陽熱利用給湯器や燃料電池、蓄電池といった省エネ機器を付加する。「住宅の基本性能が低い状態で省エネ機器を取り付けても、あまり意味がない。エネルギー効率の良い土台を作る方が先」(同社)との考えに基づく。
実験住宅では、断熱性能を強化したうえで、通風を確保するための工夫を凝らしている。夏場にこもる熱気は『上から下へ』抜く設計が基本。これに従い、床面の給気口や吹き抜け(写真)を新設したほか、各ドアの上部を欄間とした。熱気は高窓や、2階の排熱換気扇を通じて外に出す仕組みだ。反対に冬は、給気口などをすべて閉じ、冷気が入り込まないようにする。また、小屋裏にたまった暖気をダクトを通じて1階の廊下などに送りこみ、家全体の温かさを保つ。






















