足立成和信金草加支店、不動産融資案件を強化 建設許可へ伴走支援

足立成和信用金庫草加支店(梅山佳吾支店長=職員10人うち渉外3人)は、駅前の土地を生かした不動産関連融資を強化。紹介案件が増え、実績を積み上げている。建物建設の許可が得られない案件には、解決策を探すなど細やかな支援で成果につなげている。
梅山支店長はかつて営業推進部に在籍。融資担当歴も長く、それらの経験をベースにエリア分析を実施。商業施設や飲食店が多く集まる地域の特性を考慮し、「不動産融資を拡大するべきだ」と判断した。
草加駅前は金融機関が多い激戦区で埼玉県が主戦場の他行に顧客を取られていた。認知度向上策として新規開拓や既存顧客の掘り起こしのほか、商店街のイベントなどに積極的に参加。事業者との接点が増え、不動産融資に積極的な存在が知られるようになった。
作戦が奏功し、不動産業者からの紹介案件が増加。2025年4月からの1年間に不動産融資案件を5件、6億7000万円獲得。さらに、不動産会社が土地を仕入れるための融資を10件、2億1000万円実行した。
収益物件案件でも数字を伸ばす。同店の顧客が、「所有する駅前の土地に収益物件を建てたい」と不動産業者に相談。しかし、その土地は開発許可に必要な条件を満たしておらず、構想は行き詰まりかけた。
梅山支店長は、市役所に出向いて調べたり、顧客と不動産業者とのやりとりに同席したりして、開発許可を得るための方策を顧客と一緒に見いだした。
建物は25年6月に着工。11月には12億8000万円を実行する予定だ。顧客からは「ここまで支援してくれる金融機関はほかにない」と評価された。
梅山支店長は「今後も地域特性に合わせた不動産融資案件を獲得したい」と語る。
26年4月末業況=預金131億7700万円、貸出金73億5100万円。
(配信元)ニッキンONLINE























