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年末年始の帰省 単身者は長期滞在 エイブル・ひとりぐらし研

 エイブルホールディングス傘下で一人暮らしを多角的に研究する専門ラボ「ひとりぐらし研究所」は、「年末年始の過ごし方調査2026」(国内在住の男女20~49歳、26年1月3・4日実施、有効回答1004人)の結果を公表した。

 今年の年末年始に帰省した割合を調べたところ、単身者の帰省率は全体で70.9%と、二人世帯(60.8%)や子育てファミリー世帯(58.2%)を上回り、特に20代は82.9%に上った。その一方で、一人暮らしの40代の帰省は28.6%と、同世代の二人世帯(57.1%)や子育てファミリー世帯(55.0%)を下回るなど、年代が上がるにつれ帰省率低下が見られた。

 帰省の理由は、単身者が「家族・親戚に会いたいから(41.1%)」、「友人・知人に会いたいから(23.9%)」といった個人的な交流を目的とする傾向が強い一方、子育て世帯は「年末年始の習慣として(67.3%)」が上位に上がるなど、家族の伝統や慣習としての意味合いが個人的な欲求を上回った。

 帰省した期間は、子育てファミリー世帯では日帰りが63.6%に上り、2泊以上は13.2%にとどまった。一方、単身者は、日帰り派は18.7%にとどまった一方、2泊以上が59.6%に上るなど、未婚の単身者はまとまった休暇を利用し、家族や親戚、地元の友人・知人と過ごす時間を重視していることがうかがえた。

 また、単身者の帰省状況は、近畿、中国・四国、九州・沖縄といった西日本エリアでは帰省率が8割前後に上った一方、関東は45.8%、北海道は51.3%にとどまった。関東などの都市部では年末年始は帰省・旅行客で混み合うことや、移動費用も高くなること、北海道も広大な地域であることや雪の影響などを含め移動距離・コストの負担が大きいことが影響しているといった背景がうかがえた。

 年末年始の過ごし方について、単身世帯が最も多かったのは「海外旅行に行った」(4.1%)、「2日以上お風呂をキャンセルした」(11.8%)が挙がった。子育てファミリー層が最も多かったのは「ほとんど外出せず過ごした(帰省先での過ごし方を含む)」(43.7%)、「国内旅行に行った」(16.4%)、「年賀状を書いて出した」(22.3%)、二人世帯が最も多かったのは「外出したが近所だけで過ごした」(44.1%)、「年越しそばを食べた」(48.6%)、「おせち料理を食べた」(37.1%)、「神社でお参りをした」(35.7%)など、多くの人が遠出はせずに自宅や近場で過ごしたことがうかがえたほか、子育てファミリー層や二人世帯が恒例行事を楽しむ傾向が強い一方、単身世帯は気ままに過ごす様子がうかがえた。

 同社は国内の単身世帯数が総世帯数の約4割に上ったことを受け、昨年7月に単身世帯をターゲットとした新ブランド「ひとぐら」を立ち上げると共に、ひとり暮らしを多角的に研究する専門ラボ「ひとりぐらし研究所(赤星昭江所長)」を開設した。