信組の遺言代用信託、預金つなぎ留めで効果 簡便な手続きが好評

オリックス銀行と全国信用協同組合連合会が共同で開発した遺言代用信託「しんくみ相続信託」が、信用組合と次世代顧客の関係構築に貢献している。地方の人口流出に伴い、相続発生時に預金が地域外に流出する事例が散見されるなか、生前から子どもなどの親族とつながりを持てる利点がある。被相続人の死亡後、契約した信組の口座で相続人が解約金を受け取るケースは、全体の8割を占める。
「想定以上に信組業界からお金が流出していない」とオリックス銀の担当者は語る。「富裕層に限定した商品ではなく、遺言の代用として広く使ってもらいたい」(同行)という設計当初の狙いが当たっているようだ。
現在、42信組が取り扱っており、5月末時点の累計受託実績は3万2402件、756億4300万円に達した。























