信金、PFI組成・参画を推進 地域インフラ老朽化で

信用金庫は、地域のインフラ整備に向けて、PFI(民間資金を活用した社会資本整備)融資を推進する。一部信金は案件発掘へ、庫内の体制整備やノウハウ蓄積、自治体と連携したプラットフォーム構築などを急ぐ。高度経済成長期以降に整えられた社会インフラの老朽化対策が課題となる一方、自治体の限られた財源・人材だけでは対応が困難になるのが想定されるなか、住民の生活基盤の維持を支える。
信金中央金庫がアレンジャー(幹事金融機関)となり、信金とのシンジケートローン(協調融資)を組成したPFIの累計実績は、2月末で61件となった。3月中に新たに2案件が融資契約の締結に至る見込みだ。以前は、信金中金が案件を取ってきて、各信金に協調融資への参加を呼びかけるケースが多かった。近年は、信金が地元企業などから相談を受け、信金中金に協力を求めるケースが増加。信金のみで小規模案件に融資することも増えているという。
実績が積み上がるなか、各信金の取り組みは高度化している。いちい信用金庫(愛知県)は、周辺信金を巻き込んでPFI案件を組成し、自信金がエージェント業務を担う取り組みを展開する。浜松いわた信用金庫(浜松市)は、営業店によるPFIや協調融資の組成を支援する部門を立ち上げた。設置後、新規案件の創出につながりそうなケースが出てきている。























