銀行界、シ・ローン市場拡大へ 設備投資やPBR策で需要
銀行界で、2024年に国内シンジケートローン市場が拡大する見通しだ。金利上昇傾向を踏まえ、企業で社債からローン調達にシフトする動きがあるほか、大型設備投資や買収・株式非公開化などの資金需要が高まっているためだ。株価純資産倍率(PBR)改善に取り組む大企業向けのシ・ローンも出始めた。
ロンドン証券取引所グループ(LSEG)によると、23年の国内シ・ローン案件数は約5%減の1831件だったが、総額は26兆4658億円で前年から微減だった。日本銀行の植田和男総裁が就任後、金融緩和路線の継承を表明したことを受け、社債市場が活発化したことが背景にある。
だが、足元では大型の設備投資や買収が活発化しているほか、株式非公開化のためのローン需要も急増。24年は、ここ数年で最多だった20年の28兆4400億円を超す可能性もある。
























