備後信組、資金ニーズに細かく対応 既存先は最速2日で実行

備後信用組合(広島県、平田雅士理事長)は、地域銀行など競合先と差別化するため、きめ細かい顧客対応に力を入れている。小規模事業者の資金ニーズを捉えているのが、小口融資の高速化。激戦区・福山市に本店を構える唯一の地域金融機関として着実な経営を続ける土台になっている。
広島県東部の福山市は、人口約50万人の地方中核都市。鉄鋼業や機械産業などが盛んで工業団地も集積する。都市銀行や他県地域銀も進出する激戦区で金利競争も厳しいが、同信組は独自の営業戦略で生き抜く。
同信組の職員は約100人。スモールメリットを生かした戦略を徹底する。貸出は金利競争を避けるため量を追わない戦略。事業性融資は数十万~300万円の小口を主流に据える。2023年3月末の貸出金残高411億7700万円の約9割をこうした小口融資が占める。























