日銀、大規模緩和を維持 3%超のインフレ「基調とズレ」
日本銀行は、6月15、16日に開いた金融政策決定会合で、イールドカーブ・コントロール(YCC)など大規模金融緩和の維持を決めた。長期金利の許容変動幅(±0.5%程度)も据え置き、物価や賃金の動向や市場機能の改善度合いを引き続き見極めていく構え。
「基調的なインフレ率とかなりズレている」――。16日に会見した植田和男総裁は、前年比上昇率が「3%台半ば」に達する足元の消費者物価をこう評した。「今(2023)年度半ばにかけてプラス幅を縮小していく。その後は再びプラス幅を緩やかに拡大していく」と展望し、2%物価安定目標の持続・安定的な達成には「なお時間がかかる」と金融緩和の継続を繰り返し訴えた。
インフレ〝基調〟をみたうえでの「現状維持」。背景には、物価を大きく下振れさせかねない「先行きの不確実性」と「市場機能の改善」がある。
























