農林中金、融資する風力発電の影響評価 自然資本保全へ

農林中央金庫は、自然資本・生物多様性保全への取り組みを推進していく。2022年度における同金庫ポートフォリオの自然への依存・インパクト調査を踏まえ、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)が提唱する「LEAPアプローチ」を実施。洋上風力発電へのプロジェクトファイナンスを対象に自然関連リスクと機会を評価し、3月下旬に一連の分析結果を公表した。23年度以降は、ポートフォリオ分析高度化や顧客へのソリューション提供を進める方針。
依存・インパクトは、企業の事業活動が自然資本に与える機会やリスクを金融機関などが評価するツール「ENCORE」などを活用して調べた。「食品・飲料」や「電力・ガス・水道」など広範なセクターが水資源に依存。「電力・ガス・水道」など4セクターが自然資本・生物多様性に大きなインパクトを与えていることが判明した。
こうした結果を踏まえ、アプローチにおける4フェイズ、Locate(発見)・Evaluate(診断)・Assess(評価)・Prepare(準備)の頭文字を取ったLEAPアプローチを洋上風力発電へのプロジェクトファイナンスを対象に実施。エクスポージャーを有する洋上風力発電の位置情報と自然保護区をマッピングして分析し、同金庫の投融資方針などは環境アセスメントが十分行われていると評価した。























