島根銀、SBIと出雲のまちづくり レストラン・ホテルを開設
島根銀行はSBIホールディングス(HD)などと島根県出雲市の新しいまちづくりを通じた活性化に挑む。「食」を活用した地域創再生プロジェクト「WINDY FARM ATMOSPHERE」が5月1日に始動する。同行とSBIHDが事業資金10億円を支援し、レストランとホテル、大型駐車場併設の複合施設などがオープンする。
プロジェクトはSBIHDと資本業務提携しているバルニバービ(大阪市)が企画・運営。出雲アトラクティブ(松江市)が土地や建物を所有する。バルニバービ社は「食から始まる地方創生」をコンセプトに淡路島など全国で実績をあげる。プロジェクトの第1期として出雲市多伎町にレストラン(185席)、ホテル(8室)、複合施設(駐車台数200台)など計4施設を開設した。
各施設は日本海を望める海岸線に立地。ホテルの客室からは風光明媚(めいび)な景色を楽しめる。レストランでは島根県産の食材を使った料理を提供。複合施設はアイスクリームやコーヒーなどを販売する。既にホテルには約500万円分、レストランにも約1千組の予約が入っている。出雲大社まで車で19分の近さのため、観光客が立ち寄ることも期待している。主要3施設合計の年間売り上げは3億5000万~4億円を見込む。
プロジェクトには、出雲に移住者を呼び込む狙いもある。2023年中に始まる予定の第2期工事では、複合施設の陸側に住居スペースを作る予定。プロジェクト全体で約5ヘクタールの土地を取得しており、土地は島根銀が紹介した。SBIHDとバルニバービは今後、全国5カ所程度で同様のプロジェクトを展開していく。
4月18日のプロジェクト発表会見で北尾吉孝・SBIHD会長兼社長は「地方経済を元気にするには地域銀以外にも住民や地元企業、地方公共団体など皆が一緒に取り組める仕組みが必要。この形をさらに広げていきたい」と述べた。島根銀の鈴木良夫頭取は「UターンやⅠターンで島根県に移り住む人の雇用の場の創出にもつなげたい」と語った。
(配信元)ニッキンONLINE


























