植田日銀新総裁、YCCとマイナス金利は当面継続 就任会見
日本銀行の植田和男総裁は10日の就任会見で、冒頭に抱負として「物価安定のミッションの総仕上げを行う5年間としたい」と強調。今春闘による賃上げの動向を踏まえ、基調的インフレ率が2%を達成する可能性は「十分ある」との見方を示した。
イールドカーブ・コントロール(YCC)については、「現状では経済にとって最も適切と考えられるイールドカーブの形成を実現する仕組み」と指摘。現状の経済、物価、金融情勢を考えれば「現行のYCCを継続するのが適当」と話した。
植田新体制では金融政策の正常化がテーマになる。植田総裁は「現状では金利を大幅に上げる状況ではない」との認識を示した。基調的な物価が安定的、持続的に2%に達する状況かどうかを見極めた上で、「適切なタイミングで正常化に行くのであれば行かなければならない」とする一方、「難しいということであれば副作用に配慮しつつ、持続的な金融緩和の枠組みを探っていく」と話した。
























