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「リボーン21」9月から開始 中古購入とリフォームに一括対応 センチュリー21

 センチュリー21・ジャパン(東京都港区)は9月1日から、中古住宅購入とリフォームに一括対応するサービス「リボーン21」の取り扱いを開始する。今年2月に、リフォーム店舗・リファインショップを全国展開するパナソニック株式会社エコソリューションズ社(大阪市門真市)との提携を発表。加盟店向けの研修や金融機関との調整を経て、本格導入の態勢を整えた。全国787店舗(2012年7月末現在)のうち、研修の修了など一定の要件を満たした加盟店約200社が対応する。

 物件探しからリフォームプランの策定・施工、引き渡しにワンストップで応じる内容。購入前の無料インスペクション(建物診断・調査)や中古住宅とリフォーム工事を合わせた瑕疵(かし)保険への加入に対応し、更に引き渡し後5年間定期点検を無償で実施するなど、安心を担保する仕組みを標準化した。また、購入費とリフォーム費を一本化したローンを適用し、月々の返済額も低く抑える。C21加盟店が窓口として案件全体を取りまとめ、インスペクションやリフォーム、アフターサービスなどをリファインショップが担当する。

 三津川一成代表取締役は中古流通市場の見通しについて、「国策として進められていることもあり、これからどんどん盛んになる」と語った。そのうえで仲介業に求められる役割に触れ、「物件を単純に仲介するのではなく、お客の要望に寄り添い全面的に受け入れるようにならなければ生き残れない」と強調。リボーン21をその手段に位置付け、「日本(の不動産業界)で定着することに期待したい」と話した。