賃貸・管理

古材活用の建物プランを認定 グリーン建築推進協議会

 古材など伝統資材の活用によって循環型建築を目指すグリーン建築推進協議会(東京都渋谷区)はこのほど、広島県安芸郡の巧建社(兼岡千年社長)が設計した「スマートキューブ・緑の家」を、協会が推奨する「グリーン建築」の第1号プランとして認定した。
 新築時に、捨てることなく生かせる資材または再利用可能な資材を使用することがグリーン建築の条件。具体的には、構造材の60%以上に古材か、自然乾燥させた国産材を用いることを求める。
 「緑の家」は間取り別に3つのプランを用意し、建物価格は1100万~1600万円。住宅に使用した木材には50年以降の買い取り証明書を、古材にはPL法に基づく保証書を発行する。また古材の利用によって、固定資産税の減免を受けることも可能。7月20日から発売する。
 同協議会は11年2月に設立され、現在工務店などを中心に全国37法人が加盟。古材に限らず、既存住宅で使われた資材の活用を積極的に推進していく方針だ。