大言小語 命を守る住宅
今回の台風19号による浸水被害の多くが、実は自治体が発表していたハザードマップの想定被害にきわめて近いものだったという。しかし、住宅を購入する際にハザードマップで購入予定地の危険度を確認する人はまだ少ないのが実態だろう。国交省は7月に宅地建…

今回の台風19号による浸水被害の多くが、実は自治体が発表していたハザードマップの想定被害にきわめて近いものだったという。しかし、住宅を購入する際にハザードマップで購入予定地の危険度を確認する人はまだ少ないのが実態だろう。国交省は7月に宅地建…
これまでを振り返ると、団塊ジュニア世代として、1クラス50人、1学年9クラスの中で学び、数多くのライバルと受験戦争に臨んだ。学業を終えると、バブル経済後にただでさえ少なく門戸の狭くなった就職口を争ったことを思い出す。 ▼厚生労働省が発表した…
消費税率が10%に引き上げられて1週間。増税初日は、様々な店舗で切り替えがうまくいかないなど混乱もあったが、大きなトラブルはなく、政府もほっとしているのではないか。 ▼それでも問題が起きるのは税負担者よりも、納税義務者である販売者側のほうが…
世界的なスノーリゾート地、北海道・ニセコエリアの地価上昇の勢いが止まらない。不動産取引の中心は、国内ではまだ供給がそれほど多くないホテルコンドミニアムタイプで、相場は坪400万円を超えるという。更に高級なホテルブランドのコンドミニアムの供給…
地価が上がるのはその土地の利用価値が高まるから。逆に空き家が増えるのは利用価値が減少する土地が増えているからだ。したがって人口減少が加速度的に進む日本は今後、空き家の数も加速度的に増加し続けると見られていた。 ▼ところが18年住宅・土地統計…
先日、「メディテーション」を体験した。直訳すると「瞑想」なのだが、ハードルは低い。インストラクションを受けながら80分のコースを受けた。あぐらをかいて目をつぶり、少しストレッチするだけで、特に何もしなかった。 ▼メディテーションは、心の健康…
11月10日の不動産コンサルティング技能試験は今年で27回目。今や不動産業界を代表する民間資格である。発足当初はその能力をどう定義するかで議論があったが、要するに不動産の有効活用を本流としつつ、枝分かれする専門性については各自が磨きをかけて…
空きスペースを有効活用して収益化する「シェアリングビジネス」が不動産業界で浸透し始めている。自社内の会議室や店舗の駐車場、またはデッドスペースまで、あらゆる空間をお金に変えてしまうアイデア。どうして昔は、こうした発想がなかったのか。 ▼JR…
夏の風物詩となっている高校野球も終わり、残暑は続くものの、秋を感じる。不動産業界では秋は資格試験の季節だ。 ▼数ある資格の中でも、屈指の受験者数を数えるのが、宅地建物取引士資格試験だ。先日、試験実施団体の不動産適正取引推進機構から令和元年度…
五輪観戦チケットの抽選結果が発表され、知人友人関係では落胆した人が圧倒的多数を占めた。我が家はといえば、五輪の話題は避けられたまま、妻は夫が申し込み、夫は妻が申し込むものとお互い信じ合ったのか、ただの他力本願か、登録受付は終了。結果発表の段…
空き家が社会問題になるほど増えているのは、これまでの住まいの〝あり方〟が、少しずつ時代と齟齬をきたしつつあるからだ。既に発生してしまっている空き家の活用方法を考えるのも大事だが、これから供給する住まいについて、将来空き家にならないように、そ…
江戸は水運の街だった。全国から集まる米を始めとした物資は、江戸城を中心とした渦巻き状に整備された水路を通じて運ばれ、街は水路に沿って発展。江戸は、当時世界一の人口を誇るまでになった。 ▼明治になって全国に鉄道が敷かれると、鉄道の駅を起点に街…
〝信託〟というと庶民には縁遠いものと思われてきたが、ここにきてテレビや雑誌等でも〝家族信託〟という言葉をよく見かける。言葉の通り、不動産や預金などの資産を信頼できる家族に託して、その管理や処分を任せる仕組みだ。 ▼背景にあるのはやはり認知症…
いずれは日本語が通じない時代が到来するかもしれない。孫との会話は外国語だろうか。コンビニエンスストアで外国人スタッフが増えて流暢に日本語で接客してくれているが、将来はこちらが外国語で話すことになるかもしれない。総務省が住民基本台帳に基づく1…
何だか、息苦しい世の中になってきた。プロ野球中日ドラゴンズの応援団が使っている「サウスポー」という応援歌について、歌詞にふさわしくない箇所があるとして、球団側は歌詞の変更を求めた。中日ファンだけでなく、多くの人々がその賛否をめぐるSNSの議…
重要事項説明の1項目にインスペクションが位置付けられて早1年超が過ぎた。不動産取引の現場では徐々にそのすそ野を広げ、取引当事者のみならず仲介業者からも頼りにされる場面が増えていると聞く。 ▼米国で普及したインスペクションが国内で導入されたの…
自分がヒト科の一固体であることを認識するよい方法がある。それは、植物やペットなどヒト科以外の生物と友達になることだ。観葉植物のポトスの葉を(2葉ぐらい)切って水につけておくと半月ほどで新しい葉が生えてくる。金魚を5匹池で飼っているが、梅雨に…
「時間」と「空間」の関係を考えてみよう。もちろん、物理や宇宙の話ではない。不動産の話だ。 ▼まずは働き方改革の話。働く時間を柔軟にするために、働く場所を自由にする。自宅でもいいし、カフェやコワーキングスペース、シェアオフィスでもいい。オフィ…
金融庁はこのほど、人生100年時代を見据えた資産形成を国民に促す報告書を公表した。年金生活に入った高齢夫婦が30年間生きるには年金収入以外に2000万円が必要だと試算する。そのためには資産運用など、自分自身で老後に備える「自助」が重要と指摘…
昔、ある総会で、協会長の会員に向けた言葉が、今も心に残っている。高い会費を払ってまで「加盟した協会はいったい何をしてくれるのか。ではなく、自分が何をするのかが大事である」と。米国のジョン・F・ケネディの就任演説での有名なフレーズを借用したの…