ARESがAJFI活用調査 リスク対比で高いリターン 非上場コア不動産、分散効果を確認
住宅新報 2026年8月25日 号 3面
不動産証券化協会(ARES)は8月20日、ARES Japan Fund Index(AJFI)を活用し、非上場コア不動産ファンドのリスク・リターン特性などを分析した調査結果を公表した。国内外の株式・債券と比較した結果、非上場コア不動産ファンドは株式と債券の中間程度のリスク水準で、リスク対比では競争力のあるリターンを示したほか、伝統的資産との相関が低く、ポートフォリオの分散効果が確認された。調査は三井住友トラスト基礎研究所に委託した。
調査対象は、国内株式(TOPIX)、国内債券(Nomura-BPI)、海外株式(FTSE All-World ex Japan Index)、海外債券(FTSE World Government Bond Index)、非上場コア不動産ファンド(AJFI-非上場〈私募REIT含む〉総合指数)の5つの資産。2008年1月から25年12月までのデータを分析。AJFIについては、不動産鑑定評価に伴う価格変動の平滑化を補正する「アンスムージング処理」を実施した。同処理後の非上場コア不動産ファンドの年率標準偏差は7.08%。処理前の2.05%から約3.5倍に上昇した。年率平均リターンは5.42%で、リスクがほぼ同水準の外国債券(標準偏差6.68%、リターン3.31%)を約2ポイント上回った。シャープレシオも0.76と分析対象5資産で最も高かった。
資産間の相関を見ると、非上場コア不動産ファンドと国内株式、外国株式、国内債券、外国債券との相関係数はそれぞれ0.09、マイナス0.01、マイナス0.08、0.01となり、いずれも絶対値で0.1未満。伝統的資産との独立性の高さが示された。



















