地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (18) シリーズ日本の田舎を外国人旅行者が再発見(1) 九州の〝田舎歩き〟に韓国人が注目
住宅新報 2017年10月24日 号 3面

コースには方向を示す矢印が置かれていて、参加者には安心だ
今回から、田舎目的の外国人旅行者が増えている現状を紹介していく。都心以外にもビジネスチャンスが広がっている。九州は、韓国人旅行者が多く訪れるエリアで、訪日外国人のうち60~70%を占めるほど。最近は「九州オルレ」で田舎体験を満喫するように変化している。 ライター/インバウンドコンサルタント 此松武彦
田舎散策がブームに
田舎の素朴な景色を求めて、九州各地に韓国人旅行者がやって来る。彼らは、もちろん、阿蘇など有名な観光地は既に訪ねていて、最近では、その近郊にも素晴らしい自然があることを知り、地元の人しか行かなかったような場所にも、足を運ぶようになった。
これは、すべて「九州オルレ」がスタートしたことが理由だ。オルレとは、韓国の済州島で始まった田舎歩きのこと。九州観光推進機構が、韓国で人気を博していた「済州オルレ」に注目して、11年5月に「済州オルレ」の関係者を九州に招へいし、同年8月に業務提携を結び、翌年には4つのコースから始まった。年々コースが増加して、現在は19になっている。昨年度までに、延べ25万人を超す利用者があった。






















