マンション・開発・経営

グループ内連携でアートを取り入れたリノベ買取再販 阪急阪神不

 阪急阪神不動産は9月11日、買取再販事業「Styles」において、「Art Infused Living(アートを取り入れた暮らし)」をテーマとした区分所有マンションのリノベーション・販売について公表した。阪急阪神ホールディングスグループで新規事業育成を担うライフデザイン阪急阪神との連携事業で、発売日は9月9日。

 「Styles」は、阪急阪神不が1住戸単位で物件取得からリノベ、施工管理などを一括して手掛ける買取再販事業で、今回発売した物件は大阪市福島区にある「堂島川アーバンライフ」の1室。国立国際美術館など、複数の文化施設等が所在する堂島・中之島エリアの地域性を考慮し、「日常の中でアートと触れ合えるウェルビーイングな居住空間」(同社)として企画した。

 今回の取り組みでは、アート作品を売買・レンタルできるwebプラットフォームサービスで、ライフデザイン阪急阪神が運営する「ARTELIER(アートリエ)」を採用。廊下やリビングに絵画作品を計5点展示しているほか、「アートリエ」のサービスを活用し、希望するアート作品を居室に取り入れることも可能とする。

 同物件は、京阪電鉄中之島線中之島駅から徒歩4分の立地。建物は地上14階地下1階建て、92年6月竣工。同物件は3階に位置し、リノベーション工事は23年月完了。間取りは2LDK+WIC+SIC、専有面積は約160平方メートル。販売価格(税込)は1億3800万円。

(写真) アート作品を取り入れた同物件の廊下