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金子恭之元総務大臣が新たな国土交通大臣に就任

 10月21日に召集された臨時国会で、衆参両院本会議の首相指名選挙により、自由民主党の高市早苗総裁が第104代内閣総理大臣に選出された。同日に高市内閣が発足し、住宅・不動産業界に関連の深い国土交通大臣には、自民党の金子恭之衆議院議員(元総務大臣)が就任した。自民党からの国交大臣就任は、09年以来16年ぶりとなる。

 翌22日に開かれた就任会見では、「これまでの(公明党の)大臣の施策を、しっかり受け継ぎながら前に進めていきたい」との姿勢を表明。個別の施策分野としては、災害に強い地域づくりや防災・減災・国土強じん化等の推進を図るとした。また、観光振興による地域活性化、外国人による土地取得規制のほか、二地域居住の意義などにも言及した。

 金子氏は熊本4区選出、当選9回。岸田文雄内閣で、21年10月から22年8月まで総務大臣を務めた。また、国土交通副大臣や衆議院国土交通委員長など、国交行政に関わる要職を務めた経験を持つ。64歳。

(写真) 10月22日の就任会見で質問に答える金子国交大臣