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野村不 10年後、営業利益1000億円目指す

 野村不動産グループは10月29日、2013年3月期から10年間の中長期経営計画を策定した。コア事業の住宅事業の安定成長を持続しつつ賃貸事業の収益基盤拡大を進めることなどで、最終年度の2022年度には、営業利益1000億円を目指す。
 同計画では1~3段階に分けて目標を設定した。第1段階としては2016年度に、営業利益650億円、自己資本比率30%の達成を掲げた。そのため、主力の住宅分譲の年間売上を7000戸(2012年度計画5800戸)水準に拡大。賃貸不動産事業では、従来のオフィス・住宅中心から開発セクターを多様化し、商業施設や物流も積極化する。仲介・CRE事業では、人員や店舗網を拡大していく。
 第2段階(2019年度)では、ROA5・5%の達成、営業利益800億円水準の収益基盤構築を目指す。