投資

「系統用蓄電所ファンド」を組成へ クラダシ×辻・本郷スマートA

 食品関連の物流アウトソーシング(外注化)事業などを手掛けるクラダシ(東京都品川区)と、辻・本郷スマートアセット(東京都新宿区)は、投資ファンドの組成など、「系統用蓄電所」の開発や運用を図る合弁事業を始める。今後、正式に合弁契約を締結し、本格的にスタートさせる。

 クラダシは、現行の同社中期経営計画の成長戦略に掲げた新規領域として、2025年1月から系統用蓄電池事業に参入した。一方、辻・本郷税理士法人グループの辻・本郷スマートアセットは、主に発電所の売買や開設の支援と運営、住宅用・産業用の太陽光発電システム、蓄電池システムの設計・施工から販売までも手掛けている。両社では今後、系統用蓄電所の共同開発や運用を目的として合弁事業を始める。

 また、投資家から出資を募り、特別目的会社(SPC)を設立して蓄電所の運用を目的とした「蓄電所ファンド」を組成する。