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大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」

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プレミアム会員限定大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して<54> 埋め込まれた〝心の時限爆弾〟 突然、被災者を襲う不安

大型連休は、前々から「一度南相馬を見ておきたい」という知人の要望を受け、福島入りした。車で都心から東北道を北上すると、間もなく車窓には田園風景が広がった。田植え時期と重なり、水田は巨大な湖面となって遠くの山々の緑を映し出していた。 ■無意識に気分が悪く 助手席の知人は「美しい風景」と繰り返していたが、栃木県に入った辺りから、「急に気分が悪くなった」と言い出した。普段、車を運転する人は、助手席に乗ったりすると、酔うことがある。それなのだろうと思った。しばらく窓を開けて走ると落ち着いた様子だった。だが福島に入ると「また気持ちが悪い」と言い出した。休憩を取り、走り出してしばらくすると再び「気分が悪い」と繰り返した。

マンション・開発・経営

プレミアム会員限定大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して(53) 分断の陰で起こりつつあること 過激派の活動と監視の強化

■あい路に入る問題 福島の今後を考えるとき、識者の多くは「まず住民の声に耳を傾けてきめ細やかな生活再建を」と訴える。 まったくの正論だ。ただその声をきめ細やかにくみ上げればくみ上げるほど福島の問題はあい路に入り込むことも事実だ。 福島を取り…

マンション・開発・経営

プレミアム会員限定大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して(52) 県境に集まる子供たち 放射線量は十分下がるのか

■大幅減の入学式 4月。被災地は震災から2度目の入学式シーズンを迎えた。南相馬市では4月6日に市内小・中学校の入学式が行われた。今年度は292人が新小学一年生となった。市の教育委員会の話では例年の50%減だ。 昨年度の福島県全体の小学生数は前年比でマイナス9240人、7.9%も減少している。毎年約1900人前後ずつ減少している状況からすれば、5倍近い落ち込みだ。 一方南相馬市は昨年度70%の小学生が減った。それからすれば、50%は20%も戻ってきたことになる。更に中学生となると昨年度市内に残った生徒は40%強だったが、4月には65%程度まで回復した。

総合

プレミアム会員限定大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して<51> 情報民主主義社会の基本 立地自治体は「自業自得」か 大きすぎる情報格差

■原発誘致の恩恵 「自業自得ではないでしょうか―」 昨年、関西のある大学教授に取材を申し込んだ際、「せっかくなので学生に直接震災後の福島の話をしてほしい」と依頼された。迷ったが、受けた。語れるほどの知識も情報もなかったが、若い優秀な学生たち…

不動産テック・DX

プレミアム会員限定「3.11後の選択」 再起・復興を期して(50) 大震災を乗り越えよう 被災地を訪れることとは 「慎んでもらいたい」を慎んで

■判で押したように 震災以降、福島には様々な政府の高官や議員が足を運んでいる。 野田佳彦首相も南相馬市を訪れ、市内の工場と病院を視察したこともある。多忙を極める一国の首相が、わずか10分、20分程度の視察で、一被災自治体の地元の人々の声をど…

総合

プレミアム会員限定大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して<49> 「仮の町」、その現実度は 新しい制度と考えるべき

■次々と出される構想 原発立地自治体を中心に、まるで申し合わせたかのように、次々と発表される「仮の町」構想。 福島大学行政政策学類教授の今井照さんは、「いずれも具体的な像が描かれてないが、結構ポジティブに評価をしている」と話す。 「(仮の町…

マンション・開発・経営

プレミアム会員限定大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して<42> 復興の前に明確にしておくべきこと

核燃料処理施設はどこに 青森県知事の発言 放射性物質に汚染された廃棄物の行方が問題となっているなか、1月26日に開かれた国の原子力委員会の新大綱策定会議で、三村申吾青森県知事が言い放った言葉が波紋を呼んだ。 全国の原発からの使用済み核燃料の…

マンション・開発・経営

プレミアム会員限定大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して<39> 誰が街の未来を語るのか

いること自体がストレス 満杯のパチンコ店 年明け1月上旬。国道沿いのパチンコ店は今日も駐車場は満杯だった。 緊急時避難区域が解除される前後から、パチンコ店が繁盛しているという話は、南相馬の人たちから何度も聞かされていた。「東電からの補償が入…

マンション・開発・経営

プレミアム会員限定大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して<37> 全漁連会長発言のインパクト

「原発には一切協力しない」 東電への怒り 全国漁業協同組合連合会(全漁連)の服部郁弘会長は、12月6日、東京電力の勝俣恒久会長に対して抗議を行った。福島第一原発の敷地内にたまった放射能汚染水を、地元の漁業関係者に断りなく放出したからだ。放出…

マンション・開発・経営

プレミアム会員限定大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して<34> 週末保養から始める新しい避難

これからを語り合う 本当に福島にいて大丈夫なのか――。その答えは誰もまだ出せていない。国や県が安全安心を強調するほど、県民のなかに疑心が広がっていくことは、何度も述べた通りだ。 実際、福島県は県産米の安全宣言を早々と出したが、その後、国の暫…

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プレミアム会員限定大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して<32> 前のめり解除の仕打ち

事業主への補償が「おかしい」 東電が提示した算出法 「おかしい。どうしてこうなるのか」 南相馬市内の商工会議所に勤める友人は、電話の向こうで何度も「おかしい」を繰り返した。原発事故の発災から8カ月が経ち、ようやく事業主への補償交渉が大詰めを…

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