大言小語 利他を考える
少し足りないぐらいがちょうどよく、余裕ある人員は人の成長機会を奪っている――。1万人の人員削減の記者会見で、パナソニックホールディングスがそう返答した。最近は〝静かな退職〟がブームのよう。怠慢に最低限の業務だけをこなし、企業の成長を阻害する…

少し足りないぐらいがちょうどよく、余裕ある人員は人の成長機会を奪っている――。1万人の人員削減の記者会見で、パナソニックホールディングスがそう返答した。最近は〝静かな退職〟がブームのよう。怠慢に最低限の業務だけをこなし、企業の成長を阻害する…
以前、使用していた携帯電話がやたらと熱を帯びるようになった。機種交換することにし、カバーを外した途端に弾けるように膨張した。どうやらバッテリーが経年劣化していたらしい。もう少し遅かったらどうなっていたのか、思い出すたびに冷や汗が出る。 ▼連…
マンション大規模修繕での談合疑惑を巡って公正取引委員会が独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査したことが報じられた。受注業者を調整していた。築年数が経過し大規模修繕が必要な物件が増えている中での出来事である。 ▼都内のあるマンションで2回目の大…
連日、二転三転するトランプ米国大統領の動向が世界を騒がせている。先行きは極めて不透明だが、トランプ氏の方針自体は、案外その多くが一貫しているようだ。その一つに、安全保障等の国際秩序について「フリーライダー(ただ乗り)を許さない」という主張も…
4月、東京都のカスタマーハラスメント防止条例が施行された。暴言、威嚇、強要など、行き過ぎた顧客の声は、SNSを使った匿名の力でエスカレートする。これに対し、住宅・不動産業界各社も対策方針を打ち出している。「働く場、従業員を守る。そして、毅然…
新年度は様々な制度が変わる。3メガバンクは、住宅ローンの変動型金利を引き上げた。全ての大手電力会社が電気料金を値上げしている。食品メーカーも一斉に値上げし、一方、高騰した米価は据え置きで備蓄米の放出後も下がる気配はない。賃上げに期待ができな…
何かと無頓着だった若手のころ、先輩から「気を付けないと子供のころ弱かったところからダメになるよ」と諫められた。年を取るとアレルギーや気管支など、古い知人と再会するように身体面の不具合がぶり返し、話半分に聞いていたその言葉を思い出すことが増え…
▼資材価格の高騰が住宅・不動産各社を悩ましている。中野サンプラザの再開発は想定以上に建設費が高額になり採算が合わずに白紙状態に戻された。マンション開発で使用する鋼材の種類はH型鋼材が多い。ロール材ではなく板材を切って溶接して使用する。マンシ…
3月に入り、内閣による一般法案の提出も一定程度進んでいる。住宅・不動産業界にとって最も影響が大きいのは老朽化マンション対策の改正法案だが、それ以外でも、例えば全企業に関係する法改正案などが提出されている。国会で成立した場合には、各事業者とも…
津波や原発事故を含む、未曾有の大震災から14年。巨大な揺れを体験した場面が脳裏をよぎる。半面、そのとき感じた恐怖や教訓が薄れつつある気もする。住まいや生活を根こそぎ奪う自然災害は途絶えず、慣れという名の鈍感力が働く。いや、物価高騰という生活…
米の値段が高い。品質や銘柄にもよるが、自宅の近所のスーパーで、昨年初めの5キロ2000円台前半の値段が、最近は3000円台後半に跳ね上がっている。安い値段で腹を満たしたい労働者には、米や〝粉もの〟は欠かせない食品の一つでもある。高値の要因と…
気が付けば、2月22日が「猫の日」と言われるようになり、〝猫の日〟が近づくと、当たり前のように猫関連の情報が増えるようになった。実家で昔飼っていた猫を思い出すのも、もはや記憶がおぼろな命日ではなく〝猫の日〟だ。 ▼ペットを巡る〝常識〟も、昔…
人事異動の季節。特に注目されるのがトップ人事だ。住宅・不動産業界で主だったところは、既に東京建物、長谷工コーポーション、旭化成ホームズ、大和ハウス工業がトップ交代を発表したが、これからまだ続きそうだ。トップ人事のニュースは、ホームページにア…
1月24日に開会した通常国会で予算案の論戦が本格化し、自民党・公明党が少数与党となったことを受け、与野党共にこれまでとは異なる協議のあり方が求められている。どこまでを〝落としどころ〟として主張を通せるか、互いに神経をとがらせている様子だ。 …
上がる上がる、また上がる。野菜価格の高騰が家計にのしかかってくる。農林水産省の「食品価格動向調査」結果(25年1月20日の週)によると、主要な野菜8品の小売価格は平年比約1.2~3倍となり、キャベツ1キロ(約1玉)500円超という状況が続い…
米国・トランプ大統領は、就任早々に多数の大統領令に署名した。世界保健機関(WHO)からの脱退など世界的な影響の拡大が必須な状況になった。連邦政府機関に政治任用区分を設け、気に入らない人材は解雇し〝イエスマン〟をそろえる。そこには権力の実行を…
1月17日で、阪神・淡路大震災から30年が過ぎた。確かそれ以前の関西では地震がそれほど身近ではなかったはずだ。「日本は地震の国」といわれるだけあって、少し前には北海道の地震が連日報道されていたし、各地で大きな地震は継続的に起こっていた。それ…
話題を欠くことのない一年となりそうだ。1月20日に米国の大統領に再び就任する。前回のトランプ政権に翻弄された苦い経験がよみがえるとともに、再び不確実性の高い先が読みづらい経済環境が待つ。国内に目配せすれば利上げと今年7月に参議院選がある。 …
2025年の幕が開けた。21世紀に入って四半世紀、昭和で数えれば1世紀。それぞれの間、大きな環境変化が何度も訪れたものの、今日まで住宅・不動産業は力強く存続している。改めて先人たちの不断の努力に頭が下がる。 ▼もちろん、現在とて安穏な時代で…
24年の世相を表す漢字一字は「金」が選ばれた。オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍や政治の裏金問題など光と影が目立った1年。能登半島を襲った大地震や大雨災害に加え、物価高など国民の生命や暮らしに関わる危機や試練は現在も続く。3月…